ピアノ練習を一日たりともサボってはいけないと思っていませんか?
ときにはつらくてサボってしまいたくなりますね。
サボるのは良くないようですが、実はそうとも限りません。
ダラダラと練習するよりは、サボったほうが集中力が上がることもあります。
この記事では
- ベストな練習量とは?
- 上手くサボって効率よく仕上げるには?
- 練習のモチベーションを保つ工夫
について解説します。
ベストな練習量とは?
自分にとってのベストな練習量は人それぞれですが、自分がピアノに向かっていられる時間を測ってみるとわかるでしょう。
ちなみに一週間続けて測ってみてください。
あなたがピアノに集中していられる時間は大体どれくらいでしたか?
ピアノはがんばって長く練習したからといって上手くなるとは限りません。
集中が切れているのにダラダラ練習しても効率が下がるだけです。
集中できる時間は人それぞれですが、継続できる長さで習慣化させることが大切です。
練習というよりも、はじめは「ピアノに慣れ親しむ」くらいの長さと考えましょう。
上手くサボって効率よく仕上げるには?
ピアノは弾くだけが練習だと思ってはいませんか?
ピアノは弾くこと以外に
- 譜面を弾かないで読む
- 現在練習中の曲を聴く
- 休憩をはさむ
- 一曲だけに集中しない(何曲か同時に取り組む)
のも練習のうちです。
譜面を弾かないで読む
楽譜を読むことや聴くことはお茶を飲みながらでも寝ころんでもできますので是非やってみてください。
読むときには、リズム通りに声に出す(歌わなくてもいい)ことがポイントです。
基本的に読めないものは弾けないと考えましょう。
現在練習中の曲を聴く
You Tubeなどをどんどん活用して耳慣れすることも効率アップにつながりますよ。
楽譜を読んでリズムなどを自分なりにつかんでいくことも以外に、聴くと曲に対するイメージをつかみやすくなります。
聴いたほうが早く覚えるので効率アップします。
休憩をはさむ
休憩なしで練習し続けることは名ピアニストでも不可能ですので、スマホなど触らずしっかり休むことが肝心です。
なぜか「一晩寝たらできるようになった」ということはないですか?
上手くなったと感じるのはバリバリ練習している最中ではなく、休憩をはさんだあとです。
頭をつかう曲は頭を休ませ、指練習中心の基礎練習は身体を休ませましょう。
一曲だけに集中しない
練習する曲は何曲か同時に取り組みましょう。
- 短時間に仕上がる基礎練習の曲を複数
- 一ヶ月、もしくは二か月以内を目標に弾けそうな曲
を同時に練習します。
一曲が短く同じ動作を繰り返す練習曲は、ウォーミングアップに最適です。
時間をかけずに弾けるとわかっていれば、気分が乗らない日も練習に向かいやすくなりますし、テクニックも身につくので毎日使ってください。
長めの曲は「いつになったら弾けるのだろう?」と思うだけで練習が憂鬱になりますので、譜面上に区切りをつけて完成させたい日数まで少しづつすすめたほうが楽です。
ダラダラと一度に最後まで通さず、仕上げたい日数くらいに区切って練習しましょう。
練習の目処が立てば気持ちも切り替えやすく効率が良く感じます。
練習のモチベーションを保つ工夫
練習に対するモチベーションを保つためには、自分にとってベストな練習方法を知ることだけではなくちょっとした工夫も必要です。
実はピアノの置き場所によっても練習に対するモチベーションが変わります。
ピアノは自分が長くいる部屋に置くのがベストです。
ピアノ(電子ピアノやキーボードを含め)は簡単に持ち運びができませんので、普段あまり入らない部屋にピアノを配置した場合に自分から移動するのも面倒です。
目につく範囲にピアノを配置すると、気分がイマイチの日にもなんとなく練習しようと思ったり、ときに「うっかり練習しわすれた!」が減ります。
練習から気持ちが反れない範囲にピアノを設置することが、練習に対するモチベーションを下げにくくしてくれます。
とはいえ、自分がピアノを配置したい場所とお隣さんとの騒音の問題を考えると気になる場合もあるので、ヘッドホンの機種を選んだり防音対策をして自らが安心して練習できるように配慮してください。
練習のモチベーションを保つための環境づくりは、思った以上に大切です。
まとめ
ピアノ練習を効率よく進めるには、自分が練習におよそどれくらい集中できるかを知ることから始めましょう。
そもそもピアノは長続き自体が上達につながるので、自分にとって無理なく続けられる練習の程度を把握し習慣化させるのです。
ピアノの置き場所も自分に適した場所に配置したほうが、練習もはかどるし気分的にも落ち着きますよ。
ピアノに限らず練習は楽しいだけではありませんので、ほどよくサボりつつ効率よく上達してほしいと思います。
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