「できれば自分の自由時間を使って気ままに、家で練習したいなあ。」
ピアノを弾けるようになりたいけれど、大人がピアノ教室に通うためには時間の確保や費用、そして先生との相性など考えると少し大変な気がしませんか?
実際、趣味で好きな曲を弾くのであれば、独学でも必ず弾けるようになります。
この記事では「独学でピアノが弾けるようになりたい大人初心者」のために
- ピアノは独学で身につくのか?
- ピアノ独学に向けての準備とは?
- ピアノ独学のポイントとは?
- ピアノ独学におすすめの楽譜
について解説します。
ピアノは独学で身につくのか?

進度のスピード的な差はあれど、ピアノは独学で弾けるようになります。
ピアノは管楽器などリードやマウスピースを使う楽器と違って指を動かせば簡単に音が出ますし、年齢に不安を感じても、趣味で練習するなら充分楽しめる楽器です。
最近は楽譜の種類もたくさんあるので、自分に合ったものを使えば楽しんで習得できます。
「本格的に基礎から練習したい」のであれば音楽教室に通うのをおすすめしますが、
- 自分が好きな曲
- 自分に合った教本(DVD付きもある)
から始めてみてはどうでしょう。
- 自分の好きな時に練習できる
- お金がかかりすぎない
など、独学にはメリットがあります。
習いに行く前に一度「独学の方法」を試してみるのも良いですね。
ピアノ独学に向けての準備とは?

独学でピアノを弾けるようになるために、家に鍵盤楽器が無ければ練習できませんのでピアノ(電子ピアノ含む)の準備は必須です。
そこで予算や生活環境に合ったピアノを選ぶ必要があります。
ちなみにキーボードはピアノに似ていますが鍵盤にタッチするときの感覚や機能が違いますので、あまりおすすめできません。
ここではピアノの種類について以下の3つを説明します。
- グランドピアノ
- アップライトピアノ
- 電子ピアノ
グランドピアノ

グランドピアノはピアノの中でも最も表現の幅が広く、音の広がりや深みは他の種類のピアノでは表わせません。
しかし十分なスペースと予算(新品であれば100万~)、さらにメンテナンス(調律 一年に最低でも1回15000円前後)が必要なため、初心者にはやや難しい選択肢でしょう。
アップライトピアノ

アップライトピアノはグランドピアノと比べて省スペースです。
リビングルームや寝室にも十分に収まるサイズで、グランドピアノほどでなくても生音や良いタッチに触れられます。
初心者にとっておすすめの選択肢といえるでしょう。
金額は新品40万~でグランドピアノより価格が安く手に入れやすくなっています。
定期的な調律などのメンテナンス(調律は最低でも年1回12000円前後)は必要です。
電子ピアノ

電子ピアノは比較的手頃な価格(3万~)でサイズも縦のスペースをとりません。
音量調節やヘッドフォンでの練習もできるので、騒音などの環境による制約を受けにくい利点があります。
また調律などのメンテナンスはいりませんが、生のピアノより壊れやすく修理に時間がかかります。
良いものは木製鍵盤で、グランドピアノやアップライトピアノなどの生ピアノと言われるものに近くなっています。
価格によって品質にかなりの差がありますので注意して購入しましょう。
ピアノ独学のポイントとは?

独学でピアノを身につけるには何よりも「自分一人でやる気を持続」させることが大きなポイントとなります。
独学は自分のペースでやれる良さがありますが、習いに行くのと違って定期的に誰かにチェックしてもらうような差し迫った状況にはなりませんので意外とダラダラしがちです。
大人といえども練習は億劫になときもありますし、上手く弾けない場所がストレスになることもありますので、ついついピアノの練習から目を背けていつしかピアノの練習から遠ざかってしまうパターンが一番多いのです。
独学を成功させるポイントは単純に「やる気を持続すること」一点につきるといっても過言ではありません。
やる気を持続させるには
- 時間を決めて短めに練習する
- 一曲にこだわらない
- ピアノを身近に置く
- ピアノを始めた目的を思い出す
などの工夫が必要です。
時間を決めて短めに練習する
ピアノはがんばって長く練習したからといって上手くなるとは限りません。
時間を決めて短めに練習しましょう。
ベストな練習量は人それぞれですが、大体30分以内を目処に練習します。
また、一週間続けてピアノに向かって集中していられる時間はどれくらいだか測ってみましょう。
あなたがピアノに集中していられる時間は何分くらいでしたか?
休憩なしで練習し続けることは名ピアニストでも不可能ですので、自分が継続できる長さで習慣化させることが大切です。
特に初心者の場合は「休憩をはさみつつこまめに」練習するほうが楽でしょう。
はじめは無理のない程度30分以内に短めに練習してください。
一曲にこだわらない
毎日練習する曲は一曲だけにこだわらず、何曲か楽しみながら同時に取り組みましょう。
例えば
- 短時間に仕上がる基礎練習の曲
- 一ヶ月、もしくは二か月以内を目処に弾けそうな曲
を同時に練習します。
一曲が短く同じ動作を繰り返す練習曲は、ウォーミングアップに最適です。
時間をかけずに弾けるとわかっていれば、気分が乗らない日も練習に向かいやすくなりますし、テクニックも身につくので毎日使ってください。
長めの曲は「いつになったら弾けるのだろう?」と思うだけで練習が憂鬱になりますので、譜面上に区切りをつけて完成させたい日数まで少しづつすすめたほうが楽です。
ダラダラと一度に最後まで通さず、仕上げたい日数くらいに区切って練習しましょう。
練習の目処が立てば気持ちも切り替えやすく効率良く感じます。
ピアノをできるだけ身近に置く
ピアノは自分が長くいる部屋に置くのがベストです。
ピアノ(電子ピアノやキーボードを含め)は簡単に持ち運びができませんので、普段あまり入らない部屋にピアノを配置した場合に自分から移動するのも面倒です。
目につく範囲にピアノを配置すると、気分がイマイチの日にもなんとなく練習しようと思ったり、ときに「うっかり練習しわすれた!」が減ります。
練習から気持ちが反れない範囲にピアノを設置することが、練習に対するモチベーションを下げにくくしてくれます。
とはいえ、自分がピアノを配置したい場所とお隣さんとの騒音の問題を考えると気になる場合もあるので、ヘッドホンの機種を選んだり防音対策をして自らが安心して練習できるように配慮してください。
ピアノを始める目的を思い出す
あなたがピアノを始めた目的は何だったでしょう?
たとえば
- ずっとピアノに憧れていた
- 一曲弾いてみたい曲ができた
- 生涯学習めざして
など他にも理由はさまざまですが、「ピアノが弾けるようになったらいいな」という気持ちが根本にあります。
もちろん練習は弾けるようになるためにするものですが、「上達しなければいけない!」というわけではありません。
なんとなく鍵盤を触っておしまい、そんな日も素敵ですよ。
練習はピアノに触れることと考え、練習のハードルをぐっと下げましょう。
ピアノ独学におすすめの楽譜

独学を成功させるには、ピアノ練習がストレスになったり億劫になったりしないように工夫が必要です。
たとえば曲選びにしても、独学を成功させるために適した選曲とはどのようなものでしょう。
私が大人の初心者さんにおすすめする大人初心者向きの選曲は、ズバリ「短期間で弾ける」ものです。
例えば
曲名 | 難易度 | 説明 |
---|---|---|
ぶんぶんぶん(ボヘミア民謡) /メロディ 入門 (右手のみ) | ★ | ・右手用の楽譜で全体的にド~ソまでの5本の指を順に動かせる。 ・ドレミふりがなが付きで読みやすい。 |
ちょうちょう(ドイツ民謡) /メロディ 入門 (右手のみ) | ★ | ・右手用の楽譜で全体的にド~ソまでの5本の指を順に動かせる。 ・ドレミふりがなが付きで読みやすい。 (全部の音符に指番号つき) |
喜びの歌-交響曲 第9番 第4楽章-(ベートーヴェン) (両手用) | ★★ | ・メロディー(右手)は、全体的にド~ソまでの5本の指を順に動かせる。 ・ドレミふりがなが付きで読みやすい。 ・右手に慣れてきたら左手にもチャレンジしやすい。 |
思い出のアルバム(ドレミふりがな&指番号つき)(本多 鉄麿) /ピアノ(弾き語り) 入門~初級 (両手用) | ★★★ | ・メロディー(右手)は、全体的にド~ソまでの5本の指を順に動かせる。 ・音符にふりがなが付いていて読みやすい。(全部の音符に指番号つき) ・弾き語りの歌詞がついているのでリズムがとらえやすい。 ・右手に慣れてきたら左手にもチャレンジしやすい。 ・両手の音符の数が多いので根気よく! |
星に願いを(Leigh Harline) /ピアノ(ソロ) 入門 | ★★(★) | ・音符にふりがなが付いていて読みやすい。(全部の音符に指番号つき) ・2箇所だけ黒鍵(#)が出てくる ・少しずつ指広げの範囲が広がる |
のように、初めのうちは
- 音符の数が少ない(指が運びやすい)
- 手の大きな動きがない(なるべくお隣の音を行き来する)
- ジャンプがない(安心)
だったら、練習も簡単です。
初心者向けの楽譜で検索してみてください。【楽譜一覧】 ドレミふりがな – ヤマハ「ぷりんと楽譜
自信をつけるには、ハードルを低めに設定して「私にも弾けそう!」といった完成の目処がつけられる曲をおすすめします。
短い曲でも一曲弾けるようになると楽しいですし、大人は特に短期間で弾ける「小さな達成感」を積み重ねていくほうが長続きしますよ。
ピアノ独学のオススメ教本と楽譜とは?
さて、大人初心者に適した独学用ピアノ教材や楽譜とはどのようなものでしょうか?
初心者といえども
- 正しい座り方、手の置き方
- 指の番号
- 鍵盤の位置
などの基本的なことを把握している方もいれば、全くわからない方まで様々ですので
ここでは私のオススメを2パターンを紹介します。
全くの初心者さん向きの教材
初心者さんの中でも
- 正しい座り方、手の置き方
- 指の番号
- 鍵盤の位置
- 音符が読めない
などの「本当の基本」から知りたい方は
自宅で楽しく憧れのピアノにチャレンジ! 海野先生の初めてのピアノ講座 <ピアノ教本&レッスン動画 3弾セット>
のような教材が便利です。
この教材は全くの初心者がDVDで一からから学ぶことが出来ます。
DVDですので必要なところを何度も繰り返し見られる良さもありますし、教本とセットになっているので選曲の手間もありません。
また、
- 音符の数
- 手の大きな動き
- ジャンプ
が少ない楽譜なので気持ち安心して取り組めます。
選曲はもちろん大人向けですし、ぜひ試してみてはいかがでしょう。(価格36,080円)
基本的なことを把握していたら単品の楽譜もオススメ
ピアノ初心者といえども
- 正しい座り方、手の置き方
- 指の番号
- 鍵盤の位置
の3つを把握しているのであれば
【楽譜一覧】 ドレミふりがな – ヤマハ「ぷりんと楽譜でダイレクトにお気に入りの一曲を選ぶのもオススメです。
プリント楽譜では
- 曲を簡単にアレンジした楽譜
- 大きめで見やすい音符で書かれている楽譜
- ドレミふりがな&指番号つき楽譜
などの大人の初心者にとって弾きやすい便利な楽譜がたくさんあります。
曲により金額に違いはありますが200円~600円の範囲で気に入った楽譜が手に入るし、お家でもコンビニのコピー機でも簡単にプリントアウトできて便利です。
自分の好みの曲を選ぶのも「やる気が持続」のコツですので楽しんで選曲してみてください。
まとめ

大人が独学でピアノを弾けるようになるためには第一に「やる気を持続させる工夫」が必要です。
初めからハードルを高く設定せずに、大人初心者向の教材や楽譜の中から徐々に試してみてはいかがでしょうか。
紹介した楽譜や教材を参考にピアノを弾く時間を「自分だけの楽しいひととき」になるよう願っています。
一曲弾けるようになるのが楽しみですね。
応援しています。
コメント